トンネルの基本的な構築方法#
鉄道模型シミュレーターの地下構造物は、直接、地下に建築可能です。
地上で組み立ててから、全部品を一度に地下へ移動すると制作が容易になります。
地下へ直接配置する場合は、線路、トンネルのジオメトリに高さを入力してください。配置高度の自動設定は、地上のみ機能します。
すでに地下へ配置した路線に編成部品を配置する場合は、編成部品のジオメトリにレールと同じ高さを数値入力してください。高さを設定しない場合、編成部品は地上に配置され、地下にあるレールに配置されません。
地上にトンネルを設置#
路線にあわせてトンネルを地上に設置します。トンネルに高低差をつける場合は、「一番深いトンネル」を高度0の基準として、ジオメトリでトンネル部品の高さを入力してください。
ジオメトリに高さを設定する場合は、高度数値入力にチェックしてください。
分岐トンネル、プラットホーム用トンネルは、斜めにできません。また、渡り線などを設置する箇所は水平に構築してください。
試運転で適時、トンネルの高さ、接続などを確認します。(地上でトンネルの高低、接続など確認します。)
レールを設置#
レールをトンネルに設置します。地上で作業中のトンネルは、「高架橋」と同等になります。レールは、トンネルの設置高度に合わせて配置されます。
プラットホーム、架線柱など構造物もこの段階で配置します。(架線は、地下に配置してから張ってください。)
地下ライトを有効#
地下に埋設するトンネル、線路などを選択状態にして、右クリックメニューから「地下ライトを有効」を選択します。選択している部品が、地下レンダリングの対象になります。
鉄道模型シミュレーターは、地下ライトを有効にすると、太陽光のかわりに地下専用ライトでレンダリングします。太陽光の影響を受けません。
トンネルは初期状態で地下ライトが有効になっています。通常線路は、初期状態で地下ライトは無効になっています。
高度固定#
地下に埋設するトンネル、線路などを選択状態にして、右クリックメニューから「高度固定設定」を選択します。
高度を固定しないと地下に埋設しても地上にある部品と判定されます。
高度固定設定は、ジオメトリの高度数値入力をチェックしたことと同じです。
地下へ移動#
地下に埋設するトンネル、線路などを選択状態にして、右クリックメニューから「数値移動」を選択します。
垂直移動のy値にトンネルの最深部の配置高度を入力します。
最深部が、-200mmなら-200を入力します。
完全に地下に埋設する場合は、トンネルの最高地点が地表面から-110mm以上深いところになるよう設定します。
数値を入力したら、「相対移動」ボタンを押してください。
試運転で想定通りになっているか確認してください。修正が必要な場合は、UNDOで移動前の状態に戻して、やり直します。
試運転の表示を上下に移動するには、PageUp PageDownキーを使用します。
山に設置する場合#
すでに山がある場合#
地平でトンネルを組み立てたあと、地下へ移動するかわりに山岳部へマウスで移動します。その後、地上との接続部分にポータル、擁壁などを設置してください。
トンネルの上に山をつくる場合#
トンネルを設置後、高度固定まで作業をすすめて、ポータルも設置します。その後、トンネルの上に石膏ブラシなどで山を造形してください。