V5互換モード#
鉄道模型シミュレーター5以前の地形をエミュレートして再現するモードです。鉄道模型シミュレーター5で作成したレイアウトの再編集にご利用ください。
NXシステムはレイヤーベースの現役ゲームと同じ現代的な地形システムになっています。鉄道模型シミュレーター5の地形システムは、旧世代の3Dハードウェアの制約のもとで実装された表現方法です。
VRM5の地形#
鉄道模型シミュレーター5の地形は、単一レイヤーに配置されたパターンをずらして合成表示する手法で表現しています。
8x8パターンのうち、後半のパターンは合成対象外で、それ以外は、合成表示します。合成表示パターンは、アルファ合成パターンと合成して表示します。
NXシステムの地形レイヤー0が、鉄道模型シミュレーター5の地形に対応しています。レイヤー1から3は、表示をシミュレートするときにシステム内部で使用します。
V5互換モードの設定#
レイアウトを新規作成した直後にレイアウトメニュー>地形テクスチャー管理を選択してください。
地形テクスチャー管理ダイアログの下にある「VRM5互換モード」をチェックしてください。
互換モードに切り替えると次の設定が行われます。
- VRM5互換テクスチャーをレイヤー0に設定(テクスチャーサイズは512x512ピクセル)
- 分割数を8x8に設定
- レイヤー1,2,3は、編集禁止(エミュレーターが使用します)
- UV座標調整
- レイヤー1,2,3のテクスチャーは使用しません。
鉄道模型シミュレーター5で作成したレイアウトをロードした場合は自動的に設定されます。
レイヤー1,2,3のマッピング情報はエミュレータで使用するため、互換モードをオフにしても復帰しません。
V5互換モードの編集#
互換モードでの編集は、互換モードへのチェック後は、テクスチャーブラシが次のような動作になります。
- レイヤー0のみ編集可能です。
- テクスチャーブラシに「ポリゴン更新ボタン」が表示されます。
テクスチャーブラシは、マッピング時にVRM5の疑似ブレンドを行いません。ボタンで適時更新します。
ランダムでマッピングする場合は、ランダム(横一列)を選択してください。パターン番号のリストで選択しているパターンの横一列からランダムに貼り付けます。(VRM5と同じ基本動作)
疑似ブレンドは、VRM5テクスチャー固有の仕組みです。隣接するパターンを合成して表示します。テクスチャーブラシ編集時に合成できないため、更新ボタンを適時おしてください。 8x8分割パターンの場合は、下段2行は、隣接パターンとの合成を行いません。(ハードエッジと等価です。)
更新によって、配置したパターンに従い、合成パターンを生成します。 合成パターンは、ランダムに生成されます。ロード時にも更新、生成され、結果は毎回異なります。