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待避線の列車操作#

遅延実行は、待避線に列車を誘導して本線の列車通過後に出発する仕組みを簡単に実現できます。

[atsv2_taihi0.png] 待避線の手前に自動センサーを設置します。このセンサーは、待避線への列車誘導、出発を担当します。本線の通過列車を検出しないように、列車フィルターで分類しています。

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共通ステータスkeysigを監視対象としています。最初にkeisigに0をセットして初期化します。 次に待避線に列車がすすめるように、ポイントを切り替えます。列車は、待避線のちょうどよい位置に停車できるよう700mmで停止します。本線上での運行は、クルーズ制御によって行っているので、ここで終了します。

あとは、本線監視用のステータスが0以外になるまで実行を停止します。

パラメータの制限時間を省略しています。監視は、無期限で行われます。

[atsv2_taihi11.png]

本線の監視ステータスが1になったら、実行を再開します。再開されるコマンドは、再開した時点を0msとした時間経過後に実行されます。 本線へでるためにポイントを切り替え、クルーズ制御を開始します。

これで待避線の列車は、本線に出発します。

[atsv2_taihi20.png]

監視のための自動センサーは、本線のすこし先に設置します。列車フィルターで通過列車のみ反応するようにしています。

[atsv2_taihi21.png]

列車が通過すると、ステータスkeysigを1にします。設定した時点で、待避線を受け持つセンサーの実行が再開されます。

[atsv2_taihi30.png]

本線を通過する列車のために、待避線の少し前に設置したセンサーでポイントを本線側に切り替えます。このセンサーも列車フィルターで通過列車のみ反応するようにします。

[taihiv0.jpg]