部品の設置高度#
部品を置く場所の高さは、部品を移動したときに決定します。部品を移動すると、自動的に設置高度が計算されます。
線路、高架プレート、鉄橋、橋脚、そのほかのストラクチャーとそれぞれ、適切な高度に設定されます。 高さは、部品のジョイントまたは、回転原点が基準になります。 部品には、斜めに配置可能な部品と、常に水平な部品があります。ジオメトリにyを入力する項目が2つ表示される部品は、斜めに配置可能です。
線路の高度を再設定する#
線路を一度ドラッグで別の場所に移動して、再設置してください。高度が再計算されます。
高架プレートスロープ#
スロープ部品は、高架区間と地上をスムーズにつなげる役割を持っています。傾斜をもつ部品で、高架を接続する側が高くなっています。地上側は、低くなっています。この部品の上に線路を配置した場合、高架側が橋脚で持ち上げたように高くなります。トミックス規格では、「ステップ」とよばれる部品が同様な機能を持っています。
傾斜形状のスロープ部品は、傾斜上側のジョイントと高架プレートのジョイントを接続する際に、段差が生じます。部品によってはジョイント部分にXマークが表示されますが無視してください。
高度の固定と手動設定#
部品の配置高度を固定する場合は、ジオメトリの「高度数値入力」をチェックしてください。チェックした部品は、移動しても高さは変化しません。 「高度数値入力」をチェックしてから、ジオメトリのyの項目に任意の数値を入力してください。
部品の上面#
部品の「上面」は、部品の形状とは別個に設定されています。たとえば、プラットホームは、ホームの屋根の上ではなくホームの床が「上面」になり、この上にほかの部品が配置されます。また、「上面」のない部品もあります。この場合は、部品を上に置くことができません。
VRMのポリゴン部品は、固体ではなく仮想的な存在です。部品を形状に関係なく重ね合わせることができます。ジオメトリで高さを固定してから、数値で高さを直接設定することで物体の上にのせずに重ね合わせることができます。
傾斜可能な部品は、ジオメトリに2つの高さを設定する入力エリアが表示されます。それぞれに高さを設定できます。傾斜可能な部品は、ビュワーでは特殊なシアー変形で表示されます。回転による斜め表示ではありません。(模型製品は、傾斜=ローカル回転に相当します。)
多層構造の路線を造る場合は、下層から順番にレイヤーをわけて制作するとスムーズに作業を進めることができます。下の層の敷設が完了したらレイヤーをロックして、次の層に作業を進めてください。