コンテンツにスキップ

ステータス#

ステータスは、鉄道模型シミュレーターの部品やレイアウトの状態(ステータス)を記録するための小規模なデータの保存場所を由来としています。自動センサーV2のステータスは、プログラムでの変数に相当する多機能な保存場所になっています。

ステータスは、名前で識別します。ステータスには、整数、浮動小数点、テキストを格納できます。

記憶領域#

自動センサーV2は、ステータスを保存する3つの記憶領域があります。それぞれ独立した領域です。

種類 説明
共通 レイアウトに確保される記憶領域です。ビュワーの終了まで維持されます。
レイアウト全体の状況を記録します。
部品 列車などそれぞれの部品に確保される記憶領域です。ビュワーの終了まで維持されます。部品ごとに独立しています。
それぞれの部品の状況を記録します。
プロセス 列車検出ごとに生成されるプロセスに確保される記憶領域です。
プロセスの一連のコマンドが終了して、プロセスが消滅すると、記憶領域もなくなります。センサーの検出ごとに生成、消滅する一時的なデータを記録します。

key#

ステータスを識別するための名前です。パラメータには、ダブルクォーテーションなしの文字列で指定します。

1つの記憶領域には、同名のステータスはもてませんが、異なる記憶領域であれば、同じ名前のステータスを保持できます。

keyの命名規則に規定はありませんが、プロセスはp_xxx、共通はc_xxx、部品はd_xxxのようになんらかのルールがあると秩序がえられます。 (ex) 閉塞区間ごとに分類:rails1、rails2など

ステータス番号での指定は非推奨です。

値の種類#

64bit整数、倍精度浮動小数点、テキストを保持できます。

ステータスの確定#

ステータスは、プロセス、部品、共通の順番で検索します。同じ名前(key)のステータスが、プロセス、部品にある場合は、プロセスのステータスが優先されます。

ステータスの生存期間#

レイアウトに所属する共通ステータスは、ビュワー終了まで生存します。部品ステータスは、部品生成からビュワー終了まで生存します。 プロセスステータスは、プロセスの終了まで生存します。

使い方#

ステータスに0をセットするコマンドで利用開始します。(記憶領域にkeyで名前付けられたステータスを確保して、0初期化します。) 以降、指定した名前でステータスが利用できます。

ステータスに値をセットするコマンドも利用できます。

[atsv2_procs.png] ステータスのコマンド

[atsv2_procslog.png] 実行結果