7mmレール#
Nゲージ(線路幅9mm)の国鉄在来線車両は、歴史的経緯から1/150スケールになっています。大部分の在来線の実物線路幅は、1067mmです。1/150では、約7ミリになります。Nゲージ線路との差は、2ミリになります。Nゲージは、9mmレールでの走行を最優先とするため、この差は暗黙の了解となっています。
VRMNXの7mmレールは、実物レールを1/150スケールで再現しています。 既存のNゲージレールのかわりにつかうことで、1/150スケールの国鉄在来線車両で実車と同様な狭軌感を得ることができます。
VRMNXの主な在来線車両は、編成の設定を変更することで7mmレールに簡単に対応することができます。蒸気機関車など、Nゲージ(9mm)専用の一部車両は、対応していません。また、標準軌の新幹線などは対応していません。
蒸気機関車は、シリンダー、ロッドなどNゲージにあわせて設計されています。
台車構造などは、ゲージ変更後もNゲージ用のモデルが維持されます。
7mmレールの規格#
線路幅 | 7mm |
標準複線間隔 | 28mmまたは34mm |
標準島式駅複線間隔 | 68mm |
カーブ#
実物の複線に近い、28mmの複線間隔を設定しています。一般的な20m車両が、相互にすれ違えるよう最小半径は、350mmになっています。カーブ半径ごとに大きく分けて、大中小の3グループになっています。
既存のNゲージ線路と同じ34mmの複線間隔です。最小半径は、257mmです。28mmをベースにデザインしているため、34mm複線間隔で線路を配置した場合、線路と線路の間にすきまが生じます。プラットホーム設置区間は、34mm(対向式プラットホーム)または68mm(島式プラットホーム)の複線間隔で設定してください。
R684カーブレールと組み合わせて、28mmと34mmの複線間隔を調整できます。本線部分を28mmで作成、プラットホーム前後でR684カーブレールを設置して、34mmの駅区間を構成します。
ポイント#
7mmレールのポイントは、28mm複線間隔用と34mm複線間隔用の2種類があります。それぞれに、対応するカーブレールと複線間隔を調整するためのストレートレールがあります。
レールの回転角度は、端数です。
28mm#
P592ポイントレールとR592カーブレールを組み合わせて、28mmの複線間隔を構成します。
S064.76レールを2本くみあわせて、42mm(28mm+14mm)の複線間隔を構成します。
34mm#
P490ポイントレールとR490-15.1カーブレールを組み合わせて、34mmの複線間隔を構成します。
S065.13レールを2本くみあわせて、51mm(34mm+17mm)の複線間隔を構成します。
S065.13レールを4本くみあわせて、プラットホーム用の68mmの複線間隔を構成します。計算誤差が大きくなるため、バリアブルレールの利用もおすすめします。
設置と運転#
7mmレールを設置します。
編成を構成します。
配置した編成を選択して、プロパティ>基本設定の「車輪のゲージ設定」を9mmゲージから7mmゲージに変更します。
ゲージを変更した編成は、自動的に7mmレールにあわせて表示されます。