スクリプトスタートアップ#
エディター#
スクリプトを設定できる部品のプロパティー、レイアウトのスクリプト編集ボタンを押すと、スクリプトエディターが表示されます。 部品、レイアウトにスクリプトを記述します。
レイアウト、部品ごとにスクリプトを分けていますが、すべて単一のPythonインタープリタに読み込まれます。
Python#
VRMNXは、スクリプトにPythonを組み込んでいます。VRM5スクリプトとは異なります。Pythonは、学習が比較的容易な言語です。
Pythonの学習には、入門サイトをご利用ください。Pythonは、バージョンがあります。VRMNXに組み込まれているバージョンは、Python3.xです。
イベントハンドラー#
VRMNXは、「時間になった」「キーが押された」などの事象によって、イベントが発生します。イベントは、スクリプトのイベントハンドラーに通知されます。 イベントハンドラーに記述されたプログラムに従って動作します。
グローバル#
レイアウト全体で参照する変数、クラス定義などは、レイアウトのスクリプトに記述してください。レイアウトのスクリプトが最初にPythonの実行環境に設定されます。
初期化#
ビュワーを起動するタイミングでPythonの実行環境が初期化されます。
モジュール#
vrmapiモジュールが、VRMNXのシステムモジュールです。この他に、アプリ組み込みPythonに、組み込まれているモジュールがimportできます。
Pythonモジュールについては、サポート対象外です。
ユーザーモジュール#
ユーザー組み込みPythonモジュールは、下記に配置できます。
- AppDataフォルダーのアプリデータを格納しているフォルダー(VRMONLINEの場合:ユーザフォルダ/AppData/Roaming/imagic/vrmonline/Python/Lib/)
- 上記フォルダーに作成されたpipのインストール先(site-packages)
- レイアウトファイルを保存しているフォルダー
レイアウトファイルを保存しているフォルダーから読み込む場合は、「レイアウトファイルを保存」してください。新規レイアウトは、保存場所が設定されていません。
モジュール検索パスの追加#
VRMに組み込まれているPythonライブラリと上記ユーザーモジュールの配置パスに加えて、任意のパスを設定できます。
WindowsにインストールしたPythonのライブラリを加える場合は、下記のように設定します。 (C:\Python310\にインストールしている場合。インストールフォルダにあわせて変更します。)
import sys
import pprint
sys.path.append("C:\Python310\Lib")
sys.path.append("C:\Python310\Lib\site-packages")
#追加した検索パスからimportする場合は次の行に記述
#import numpy
"Lib"に加えて"Lib/site-packages"を追加することで、pipでインストールしたモジュールをimportできます。
上記の方法でモジュール検索パスを変更した場合は、当該環境に依存します。レイアウトを公開する場合は注意してください。